【BMW × アフリカ映画】Julie Mehretuが仕掛ける、アートカーから始まる“映像革命”

BMW Art Car202504022

BMWが、ただのクルマメーカーで終わるはずがない。そんな事実をまたひとつ証明してくれました。

今回の主役は、BMWの伝説的プロジェクト「Art Car(アートカー)」シリーズ。その第20作目を手がけたのは、アメリカ在住の抽象画家Julie Mehretu(ジュリー・メヘルトゥ)。彼女がやったのは単なるペイントに留まらず、アートカーを起点にアフリカ大陸を横断する映像プロジェクトへとスケールアップさせてしまったんです。


目次

アフリカ5都市で展開される“アート×映像”のワークショップ

このプロジェクトの名前は「AFMAC(African Film and Media Arts Collective)」。名前のとおり、アフリカの映像・メディアアートを盛り上げるための新たなムーブメントです。

2025年は以下の5都市でワークショップを実施予定:

  • ナイジェリア・ラゴス(4月)
  • セネガル・ダカール(6月)
  • モロッコ・タンジール(7月)
  • ケニア・ナイロビ(10月)
  • 南アフリカ・ケープタウン(12月)

それぞれの都市でアーティストたちが指導に入り、参加者たちは映画制作やメディアアートに挑戦。完成した作品はアフリカ現代映画のアンソロジーとしてまとめられ、2026年にはケープタウンの「Zeitz MOCAA(Zeitz現代美術館)」で大々的に展示される予定です。

(Zeitz MOCAAの公式サイトはこちら→ https://www.zeitzmocaa.museum)


アートカーが“映画の起爆剤”になる時代

そもそも「BMW Art Car」って?という人向けに簡単に説明すると、これは1975年から続くBMWの名物企画で、世界的アーティストたちがBMWのクルマをキャンバスにして自由に表現するというアートプロジェクト。

Julie Mehretuがデザインした第20号車は、BMW M Hybrid V8。2024年にはパリのポンピドゥー・センターで披露され、ル・マン24時間レースにも参戦。まさに「アートが走る」車でした。

(BMW公式プレスリリース→ https://www.press.bmwgroup.com/global/article/detail/T0449330EN/)

でも彼女は、ただの展示やレースで終わらせたくなかった。

「私はこのアートカーを、アフリカの芸術的クリエイティビティの象徴にしたかった」
— Julie Mehretu

その想いが、今回のAFMAC誕生へとつながったわけです。


「見えないアフリカ映画」を掘り起こす

AFMACのもう一つの目的は、アフリカ映画史を再発見すること

実は、多くのアフリカ映画は国外ではもちろん、現地でもなかなか観ることができません。今回のワークショップでは、貴重なアーカイブ映像を参加者たちに解放し、新たなインスピレーションの材料にしています。

その中から生まれる作品たちは、ただの短編ではありません。文化・政治・歴史の再解釈をテーマにした、ディープで実験的なコンテンツになりそう。しかもオンラインでのアーカイブも計画中で、未来の映像クリエイターたちにも恩恵が残る仕組みに。


豪華すぎるアーティスト陣に注目

AFMACには超豪華な面々が集結してます:

  • Mehret Mandefro(映画プロデューサー/Realness Institute設立者)
  • Mati Diop(映画『アトランティックス』でカンヌ受賞)
  • Wanuri Kahiu(Netflix『Look Both Ways』監督)
  • Coco Fusco(映像&パフォーマンスアーティスト)
  • Jim Chuchu(Nairobi発のアートコレクティブNest設立者)

彼らがワークショップのリードを担当し、それぞれの都市のカルチャーを映画という形で表現していきます。


まとめ:BMWの未来は“モビリティ”を超えている

今回のプロジェクトを通じて見えてきたのは、BMWが単なる自動車ブランドじゃないということ。アート、映画、教育、文化のプラットフォームとして、着実に進化しているのがわかります。

Julie Mehretuの挑戦は、アートカーから始まって、アフリカの未来へと続いています。

2026年、南アフリカで行われる大規模展示が今から楽しみですね!


引用・出典元:

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