エアコンをかけた時にカビ臭いの様なあの嫌な匂い感じたことはありませんか?
外気から取り込んだ粉塵、黄砂、花粉、PM2.5、ウイルスなど付着し、湿気によって増殖している証拠です。
BMWの高級感のある室内もあのニオイで台無しにしたくないものです。
マイクロフィルター(エアコンフィルター)を交換することが一番の解決策になります。
BMWのエアコンフィルター交換
・エアコンフィルターの交換費用について
・エアコンフィルターの交換時期について
エアコンフィルターの交換費用について
BMWのマイクロフィルター(エアコンフィルター)は自分で簡単に交換できます。
ディーラーですとおおよそ1万円〜2万円程度(確かな技術ですからね)
自分で行う場合はフィルター代4,000円〜5,000円程度で交換可能ですので是非自分でやっちゃいましょう!
F系3シリーズを例に解説していきます!
※F系1シリーズ、2シリーズクーペ、3シリーズ、4シリーズも同様の工具と手順で作業できます。
エアコンフィルターの交換時期について
1年に一度フィルターを梅雨前に新品交換してリセットしておくことをBMWZone的にお勧めいたします。
私の愛車(3シリーズGT)ですと、毎年、梅雨時期にエアコンをかけると必ずあの臭いがやってきますので梅雨前に必ず交換をしています。
メーカー推奨交換時期は〜30,000kmごとまたは2〜3年となっております。
※ちなみに交換しないでいると、フィルターの先にあるエバポレーター(熱交換器)が汚れてしまい、洗浄しないと臭いが取れない状況になってしまします。作業を依頼すると凡そ40,000円ほど掛かります。こちらはDIYでも洗浄可能ですが、作業時は車内に汚れた水が排水される為、排水対策など必要となり面倒なのです。
必要なもの
・T20トルクスドライバー
・10mmのソケットレンチ
・エアコンフィルター
T20トルクスドライバー
ネジを外す際に少々見えにくいですのでラチェット式のドライバーが楽でお勧めです。
※トルクスとは、プラスやマイナスネジよりドライバーで回す際に頭が外れることが少なく、特に輸入車やバイク、コンピューター等で積極的に採用されているネジ。
10mmのソケットレンチ
10mmのソケットレンチも同じくラチェットドライバーが作業時に楽でお勧めです。
フィルター
BMWZone的お勧めな高品質なフィルターはMANNフィルターのフレシャスプラス。
花粉やPM2.5も除去できる最高モデルです。
適合はこちらから検索できます:MANNフィルター
フィルターにもグレードがあり、(除じん1層モデル、除じん+活性炭の2層モデル、除じん+活性炭+ポリフェノールコーティングの3層モデルと)お値段様々ですが、ピンからキリまであります。このピンからキリの差というのが、「何の物質を除去したいか」で変わってきます。
交換すると1年中そのフィルターと付き合うわけです。また、DIYで行えば値段的にも整備を依頼するより圧倒的に安く交換できますので高品質なフィルターがお勧めです。
交換方法
・助手席を全下げする
・発煙筒をはずす
・10mmソケットレンチでボルトをはずす
・パネル下側を剥がす
・フットライトのコネクタを外す
・エアコンフィルターの蓋をはずす
・新しいフィルターを挿入する
・蓋を閉めてエアコンチェック!
助手席を全下げする
作業スペースを空けておきます。(ここ重要!)
発煙筒をはずす
透明なスペーサーも外しておきましょうね。
10mmソケットレンチでボルトをはずす
丸印の2ヶ所のボルトをはずします。
パネル下側を剥がす
矢印の方向に下側のパネルを剥がします。丸印4箇所爪で引っ掛かっているだけです。思い切って力を入れて下さい。爪も割と丈夫にできているので、割れる心配は無さそう。
ただしフットライトのケーブルが繋がっていますので引っ張りすぎにはご注意を!
フットライトのコネクタを外す
引っ張ると外れる様になっています。揺らしながら引っ張ると外しやすい。
これで完全にパネルが外れますので一旦邪魔にならない様に置いておきます。
矢印がエアコンフィルターの蓋。
エアコンフィルターの蓋をはずす
3ヶ所をT20トルクスドライバーではずします。
蓋は爪で引っ掛かっていますので矢印の方向に引っ張ります。
いよいよフィルターを取り出します。
左が新しいフィルター、右が古いフィルター。
真っ黒ですね、1年間有難う御座いました。
新しいフィルターを挿入する
ここが少しコツのいるところで、フィルターケースが湾曲している為、予め挿入前にフィルターを曲げて癖を付けておくと楽です。
またフィルターには方向があり矢印が書いてありますね。
向きに気を付けて挿入します。
ぐいっと押し込んで挿入しましょう。
蓋を閉めてエアコンチェック!
先ほどとは逆の手順で蓋を閉めていきます。
- フィルターの蓋を閉じる(T20トルクス)
- フットライトのコネクタを取り付ける
- 下側パネルを取り付ける(ソケット10mm)
下側パネルを取り付ける際のコツです。
丸印の爪を先にはめます。
次に右側内張の下に、下側パネルの丸印を差し込みます。
最後に手前2ヶ所のクリップを強く押して、ソケット10mmでボルトを閉めて完成!
発煙筒を取り付けて、椅子を戻して、
出来ましたら、エアコンを動作させ匂いがクリーンになったか確認しましょう!
以上で完了です。
まとめ
自分で簡単にできますし、維持費を浮かせることができます。「できることは自分でやる」はBMWを安く維持するコツです。
交換すればずっと付き合いますので、どうせなら良いフィルターを選びましょう。
下側からネジを外す作業を行いますので、絶対にラチェット式のドライバーが楽です。
菌が繁殖する梅雨前にフィルター交換をするのがお勧めですよ。
簡単ですので是非ご自身で行ってみて下さい^^