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BMW M Visionary Materials Seatが2024年Altair Enlighten Awardを受賞!

BMW M Visionary Materials Seat ニュース
Image:BMW Global
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BMWグループは、2024年のCenter for Automotive Research Seminarにて、Altair Enlighten AwardのSustainable Process部門を受賞しました。この受賞は、BMWの革新的な軽量構造と持続可能性における進歩が評価されました。この賞は、自動車業界全体での炭素排出削減、水とエネルギーの消費最小化、資源の再利用とリサイクルを促進するための革新的なソリューションを表彰するものとしています。

BMW M Visionary Materials Seat wins 2024 Altair Enlighten Award in the Sustainable Process category.
https://www.press.bmwgroup.com/global/article/detail/T0444138EN/bmw-m-visionary-materials-seat-wins-2024-altair-enlighten-award-in-the-sustainable-process-category

BMW M Visionary Materials Seatの革新性

Image:BMW Global

いやスタイリッシュでかっこいい、自分の部屋に置きたいですね。

受賞したBMW M Visionary Materials Seatは、未来のプロダクト開発を予見する先駆的なプロジェクトとして評価されました。このシートは、製品ライフサイクル全体を通じて持続可能性を追求し、そのデザインから材料選定に至るまで、徹底的な環境配慮が行われています。特に、軽量構造とリサイクル性の高さが評価され、BMWグループの次世代のサステナブルな取り組みを象徴する製品となっているとのことです。

革新的なパートナーシップによる実現

BMW M Visionary Materials Seat
Image:BMW Global

このプロジェクトは、BMW M GmbHが主導し、BMW Group Designworksのデザイン、カラー、素材のコンセプト開発が含まれています。また、Automotive Management Consulting GmbH、Bcomp Ltd、Gradel Lightweight Sàrl、Lasso Ingenieurgesellschaft mbHといったパートナーとの密接な協力により実現されました。

サーキュラリティと軽量構造の追求

BMW M Visionary Materials Seatは、未来の材料開発の研究プラットフォームとして、以下の主要テーマに焦点を当てています:

  1. 植物由来の素材の活用:サーキュラリティを意識したデザインの一環として、二次原材料の割合を増やし、ライフサイクル終了時のリサイクル率を高めることを目指す。
  2. 軽量構造と機能性:シートのミニマリストなデザインは、軽量構造を際立たせ、そのステータスを強調しています。また、開発の各段階で徹底したライフサイクルアセスメント(LCA)が行われました。

持続可能な未来へのステップ

Image:BMW Global

BMW M GmbHの軽量設計・持続可能性のイノベーションマネージャーであるファルコ・ホルマン氏は、次のように述べています。「私たちは、今日の技術と素材を用いて、明日の可能性を示しています。これは、単なる素材の置き換えではなく、サーキュラリティを意識したデザインが何よりも重要です。」

自然素材の活用とCO2排出量の大幅削減

このプロジェクトの中核は、今日の枠組みの中で未来への一歩を踏み出すことにありました。高い二次原材料の割合(SQR)を持つ利用可能な素材クラスの評価の結果、自然素材が理想的な補完材料であることが示されました。例えば、このシートには、自然繊維、繊維複合材、レザーの代替品、藻類由来のポリマーが採用されています。

BMW M Visionary Materials SeatのCO2eフットプリントは、現行のBMW Mカーボンバケットシートと比較して90%も低減されており、その背景には、超軽量でロボットによって巻かれた繊維複合材のシートサポート構造や、自然由来の素材、高いリサイクル率などが挙げられます。また、モジュールの複雑さを低減し、材料を種類ごとにグループ化することで、ライフサイクル終了時のリサイクルも容易にしているそうです。

未来のプロセスへの教訓

Image:BMW Global

BMWグループの車両ライフサイクル開発責任者であるロベルト・ロゼッティ氏は、「私たちが学んだ最大の教訓の一つは、バランスを取ること、すなわち、欠落している一次データを生成するためのプロセスチェーンをどのようにモデル化するかということです」と述べています。

総括

BMW M Visionary Materials Seatが2024年のAltair Enlighten Awardを受賞したことは、自動車業界における持続可能な素材開発とプロセス革新の重要なマイルストーンとなるでしょう。BMWグループは、この受賞を契機に、さらなる持続可能なモビリティの実現に向けた取り組みを加速させることが期待されます。未来のプロダクト開発に向けたこのシートの革新性は、他の自動車メーカーにとっても示唆に富んだ事例となるに違いありません。

しかしかっこいいシートですよね。シートのヴィジョンモデルとでも言いましょうか。市販モデルに生かされることを期待したいですね!

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