三菱を代表するミニバン「デリカD:5」が、ついにビッグマイナーチェンジを迎えようとしています。2025年に発表が予定されているこの改良モデルは、外装・内装の両面で大幅な進化を遂げる見込みで、すでに販売店を通じたティザーや試作車のリーク情報がSNS上で話題となっています。
BMWZoneでは、今回新たに入手した高解像度画像とティザー資料をもとにディテールを徹底検証。さらに、それらの情報に基づいてフォトリアルな予想CGとレンダリング画像を独自制作し、デザインの要点が直感的に伝わるよう可視化しました。2026年初頭の発売が見込まれる新型デリカD:5について、装備や価格動向の最新情報を信頼できるソースと併せて整理します。
現行モデルからどのように進化するのか、そしてなぜ「マイナーチェンジ」という枠を超えた刷新と評価されるのか――本記事では、読者が知りたいデリカD:5 マイナーチェンジ2025発表のポイントを、BMWZone制作のビジュアルとともに深掘りして解説します。
- 2025年発表・2026年発売予定のスケジュールと背景
- 新型デリカD:5の外装・内装デザイン進化
- ティザー資料やリーク画像で明らかになった変更点
- BMWZone独自の考察と次期モデルへの展望
デリカD:5 マイナーチェンジ2025発表モデルで刷新されるエクステリアデザイン

BMWZoneでは今回、2025年末に発表・2026年初頭発売が見込まれている新型デリカD:5の販売店向けティザー資料を独自入手しました。今回のマイナーチェンジでは、単なる外観変更に留まらず、“デリカ再定義”と呼ぶにふさわしいデザイン刷新が確認できます。
外装全体は、現行型の堅牢な造形をベースにしつつも、ライトグラフィックや樹脂パーツ構成を見直すことで、よりモダンでワイドな印象へと進化。特に、フロントポジションランプを強調させる新しい顔つきは、現行ユーザーの買い替え意欲を大きく刺激する仕上がりとなっています。
- フロントマスクの進化 ― シャープなポジションランプの印象が極まる
- オーバーフェンダー+新ホイールでSUVテイストを強化
- リアビューの刷新 ― 新レタリング配置とリアディフューザー
- 雪道シーンに映える新しい存在感
フロントマスクの進化 ― シャープなポジションランプの印象が極まる

まず最も目を引くのは、新世代ダイナミックシールドの採用です。従来よりも水平ラインを強調したグリルデザインに、左右を貫くポジションランプを組み合わせることで、SUVとミニバンの中間を狙った新しいデリカらしさを表現しています。
上段にスリムなLEDバー、下段にプロジェクタータイプのメインランプを配置し、立体的なフロントバンパーが力強さを演出。ブラックアウトされたグリルが精悍さを増し、中央の三菱エンブレムが浮かび上がる構成となっています。
注目ポイント:バンパー中央部には新たにセンサー開口が確認されており、前後障害物検知や自動ブレーキ制御の精度向上が期待されます。
オーバーフェンダー+新ホイールでSUVテイストを強化

サイドビューでは、無塗装ブラックのオーバーフェンダーが新たに装着され、よりオフロードSUVらしい迫力を獲得。フェンダーアーチの厚みが増し、ボディ下部のプロテクションエリアが拡大したことで、従来よりもワイルドな印象に仕上げられています。
足元には新デザインの7スポークホイールを採用。ブラックと切削シルバーのデュアルトーンが採用され、停車時は落ち着きある存在感、走行時には光の反射で動きを感じさせる構成です。この仕上げは、雪上や都市夜景の照明を受けても質感が際立つよう計算されています。

フェンダーやホイールの造形は、純正カスタム仕様「URBAN GEAR」との差別化を図る方向。三菱は“よりアクティブなデリカ”として再定義を進めているようです。
リアビューの刷新 ― 新レタリング配置とリアディフューザー

リアビューは、デリカD:5史上でもっともクリーンで洗練された造形へと進化しています。テールランプの基本形状は従来を踏襲しながらも、中央のDELICAレタリングが横長デザインへと変更され、車体全体のワイド感と安定感をより明確に表現しています。

さらに、リアディフューザーも新設計となり、フロントディフューザーとの前後連動性を意識した構成に刷新。ナンバー上部まで連続するボディラインとの一体感が高く、空力とデザインを融合させた完成度の高い造形となっています。

全体としては、面構成を整理することで軽快感を高めつつ、無塗装樹脂パーツを多用することでオフロードの耐久性と力強さを表現。上質さとタフさを両立させた、まさに“新世代デリカデザイン哲学”を象徴するリアビューに仕上げられています。
雪道シーンに映える新しい存在感

ティザー資料では、雪上を力強く走行するカットも確認されました。白銀の世界に浮かび上がるT字ポジションランプとブラックフェンダーのコントラストは非常に印象的。このシーンは単なるビジュアル演出に留まらず、S-AWC(Super All Wheel Control)による走破性能を象徴するものともいえます。
アウトドア志向が高まる中で、デリカD:5が再び“どこへでも行けるファミリーカー”としての地位を取り戻す。その未来像を暗示する、力強いティザーショットです。
次章では、今回のもう一つの焦点――新たに撮影されたインテリアと液晶メーターの全貌を中心に、
「デリカD:5 マイナーチェンジ 2025の内装デザインとテクノロジー進化」を解説していきます。
デリカD:5 マイナーチェンジ2025発表モデルの内装デザインとテクノロジー進化

今回BMWZoneが入手したティザー資料には、インテリアの最新構成が明確に描かれていました。センターコンソールの刷新、液晶メーターの採用、そして素材・照明演出の改善など、室内全体が大きく進化しています。2019年の改良で「快適性と堅牢性の融合」を掲げたデリカD:5が、今度は“上質さと先進性の融合”へとフェーズを進めた形です。
内装全体のトーンは、ブラックとシルバーを基調にしたモダンな印象。各パーツの隙間やライン取りも見直され、全体の統一感が高められています。視覚的にも触感的にも、ファミリー向けミニバンという枠を超えたクオリティが感じられます。
- センターコンソールと大型ディスプレイの新デザイン
- 8インチ液晶メーターが示す新世代インフォテイメント
- 素材感と快適性の進化
- インテリア全体に共通するデザインテーマ
センターコンソールと大型ディスプレイの新デザイン
まず目を引くのは、新デザインのセンターコンソールです。大型化したディスプレイがインパネ中央に堂々と配置され、タッチ操作によるナビゲーションや車両設定に対応。スイッチ類は極力整理され、水平基調のデザインラインで広がり感を強調しています。
シフトノブは従来のメカニカル式から電子シフトへと変更。操作感が軽くなり、センター周りに物理的なゆとりが生まれました。さらに、コンソールサイドには携帯充電用のUSBポートやドリンクホルダーを追加し、日常使いの利便性も向上しています。
ポイント:ディスプレイは10インチクラスと見られ、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応する見込み。アウトランダーPHEVに近いUI構成で、ナビ画面と走行情報を同時表示できるデュアルレイアウトになる可能性があります。
8インチ液晶メーターが示す新世代インフォテイメント

新型で大きな注目点となるのが、8インチ液晶メーターの採用です。従来のアナログメーターに代わり、速度・回転数に加え、S-AWCやドライブモードの動作状態をグラフィカルに表示。中央部には車両の俯瞰イメージが映し出され、トルク配分や駆動力の変化を視覚的に把握できます。
このインターフェースは、三菱独自のAWC(All Wheel Control)哲学を体現するもの。アウトランダーPHEVの12.3インチメーターよりコンパクトながら、デリカ専用アニメーションが設定されており、走り出す瞬間に“デリカらしさ”を感じられる仕様になっています。
補足情報:メーター表示には、ECO・NORMAL・GRAVEL・SNOWの4モードが確認されています。これはS-AWC制御と連動し、各モードでトラクション制御やブレーキ介入が最適化される設計とされています(参照: 三菱自動車 AWC技術ページ)。
素材感と快適性の進化
シートは、スエード調×合成皮革のコンビ素材を採用した新デザイン。キルティングの縫製パターンが変更され、より立体感のある仕上がりになっています。上位グレードではステッチにカーキ色を取り入れ、アウトドアテイストと高級感を両立させた仕様が想定されます。
また、シートヒーターやステアリングヒーターなどの快適装備も引き続き設定される見込み。インテリア照明は間接光を多用し、夜間の車内移動時にも眩しすぎない“落ち着いた明るさ”が演出されています。
注意:今回入手した画像・資料はいずれも試作段階のものであり、量産モデルでは素材や加飾パターンが変更される場合があります。最終仕様はメーカーの公式発表をご確認ください。
インテリア全体に共通するデザインテーマ
インテリア全体から感じ取れるテーマは、「機能と質感の共存」です。センターラインの一直線構成や、シルバーフレームを用いた計器周りのアクセントなど、どの角度から見ても整然とした印象を与えます。加えて、ドアトリムやステアリングの握り部分にもソフトパッド素材を採用するなど、触れる部分すべてに上質感を持たせています。
まさに、“アウトドアでもシティでも違和感のない室内空間”へ。三菱が長年掲げてきた「家族で出かける冒険」を、内装デザインから体現したような進化といえるでしょう。
まとめ:デリカD:5 マイナーチェンジ2025が描く新しい方向性
今回のデリカD:5 マイナーチェンジ2025では、外観・内装の両面にわたって大幅な刷新が行われました。以下に記事全体の要点をまとめます。
- 2025年末発表、2026年初頭発売が有力視されている
- 現行型の堅牢デザインを基に細部を大幅にリファイン
- シャープなポジションランプで新世代フェイスを形成
- 水平基調グリルと立体バンパーで精悍な印象を強調
- バンパー中央に新センサー開口を設け安全性能を強化
- ブラックオーバーフェンダーでSUVらしさを際立たせた
- 七本スポークの新デザインホイールで動感を演出
- DELICAロゴを横長に刷新しワイド感をさらに拡大
- 新形状リアディフューザーで前後デザインの統一感を実現
- 無塗装樹脂パーツが耐久性とタフな印象を両立
- 10インチ級ディスプレイと電子シフトを新採用
- 8インチ液晶メーターがAWC制御情報を可視化
- スエード調×合皮シートで上質さと快適性を両立
- インテリア全体を水平ラインで統一し質感を向上
- BMWZoneは今後も最新リーク情報を継続的に追跡予定
刷新されたデリカD:5は、従来のタフさを継承しながらも都市的で洗練された印象へと進化しました。 「家族で出かける冒険」をキーワードに、三菱が次世代に描くミニバン像がここにあります。


