【速報】BMW iX3、JMS2025でアジア初公開|ビジョンモデル“ほぼそのまま”を量産域へ

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2025年のジャパンモビリティショーで、ついにBMWが新世代EVの幕開けを告げました。
その主役こそ、ノイエクラッセ第一弾となる新型BMW iX3
そして今回のiX3は、これまでの「ビジョン・ノイエクラッセ」「ノイエクラッセX」で提示されたデザインを“ほぼそのまま”量産域へ落とし込んだ実車として登場しました。

ショーモデル的な誇張がないのに、あのビジョンで見た光のライン、グリル、プロポーションがそのまま現実世界に存在している
まさに「見せたものを作る」——BMWが有言実行を体現した一台です。


目次

ノイエクラッセ第一弾としての使命

BMWの未来を象徴する第一歩

BMW iX3は、電動化・デジタル化・サステナビリティのすべてを集約したノイエクラッセ世代の第一弾
BMWがこれまで積み重ねてきたドライビングプレジャーの思想を、EV時代へと完全移行させる重要な節目です。
このモデルが示すデザイン・テクノロジー・設計思想は、今後登場するすべてのBMWに波及していきます。

アジア初公開という意味

今回のジャパンモビリティショーでのiX3公開は、世界で初めてアジア地域に実車が披露された瞬間
BMWにとって日本は、常にデザイン感度が高く、欧州に次ぐ重要市場。
「アジア初披露」の場を東京に選んだこと自体が、BMWがアジア圏のEV市場に真剣であるというメッセージでもあります。


ビジョンモデル“そのまま”のデザイン再現度

ビジョン=ティザー、iX3=アンサー(BMWZone見解)

2023年から発表されてきたビジョン・ノイエクラッセ、ノイエクラッセXのフォルムを思い出してください。
細長いヘッドライト、縦長に発光するキドニーグリル、そして流れるようなボディライン。
それらがほぼ手を加えずに現実化されており、「ビジョンの解像度=量産の解像度」という稀有なバランスを実現しています。
BMWZoneとしても、今回のiX3を「ビジョンモデルの忠実な実写化」と表現して差し支えないと感じます。

グリルは“古き良きBMW”へのオマージュ

グリルの縁取りはE30世代を思わせる縦方向のラインを意識。
発光式のキドニーが“光る盾”のように車の表情を形作り、クラシックとモダンが交錯するBMWらしい知性を感じます。

光で語る、新しいアイデンティティ

BMWが近年注力する“ライティング・シグネチャー”は、もはや単なる灯火ではありません。
夜の街で光った瞬間、ひと目でBMWとわかる存在感。
このiX3のデイライトは、デザインと機能を融合した象徴的ディテールです。

サイドは“静と動”の共存

シャープなショルダーラインとプレーンな面構成。
これまでのSUVとは異なり、「筋肉質ではなく、精密な立体」を感じさせる仕上がり。
光が当たる角度によって造形が生きる——これぞノイエクラッセデザインの真髄です。


ノイエクラッセ・テクノロジーの核心

第6世代eDriveが切り拓く航続性能

新型BMW iX3には第6世代(Gen6)BMW eDriveを搭載。
新開発の円筒形セル・バッテリーによって、10分の急速充電で最大372kmを追加可能。
400kWの高出力充電と双方向充電(V2L)機能により、“走る蓄電池”としての実用性も備えます。

4基の“スーパーブレイン”が走りを統合

BMWが「ソフトウェア定義車両」と呼ぶ新世代アーキテクチャーでは、
車両全体を制御する4基の高性能コンピューターが搭載されます。
その中心、「歓びの心臓部(Heart of Joy)」が、加速・減速・旋回すべてをリアルタイム制御。
EVでも“操る歓び”を犠牲にしないBMWらしさを生み出します。

BMWパノラミックiDriveとOS X

内装には新しいUI「BMWパノラミックiDrive」を採用。
フロントガラスに情報を投影するBMWパノラミック・ビジョンと、
新OS「BMW Operating System X」を統合。
ドライバーは視線を移すことなくナビ・速度・アシスト情報を得られる未来的体験を味わえます。


内外装の完成度

デジタル・ホワイトがもたらす新しい静けさ

キャビン全体はホワイトを基調にしたミニマルデザイン。
マテリアルはサステナブル素材を多用しつつも高級感を維持。
“未来的でありながら温かい”空間がBMWらしい上質さを放ちます。

新形状ステアリングはMスポーツのDNA

上下がカットされたステアリングは、未来的フォルムと操作性を両立。
グリップ位置を自然に誘導し、走りを直感的に制御できる感覚が特徴。
「Mの流れをくむ実用的フォルム」という印象です。

収納性能も進化

EVならではのパッケージ効率を活かし、フロント側にも収納スペース(フランク)を新設。
リアラゲッジも広く、ファミリーユースにも対応する実用性を確保しています。


BMWブースが描いたブランドの三層構造

未来 × 情熱 × 職人技

ジャパンモビリティショーのBMWブースは、まるでブランドの哲学そのもの。
中央にiX3(未来)、横にM2 CS(情熱)、背後にX7錦ラウンジ(職人技)。
それぞれがBMWの多面性を体現しています。

M2 CSは“走る芸術”

高回転直6+Mツインターボが放つ音と加速。
3.8秒で0-100km/hを達成し、軽量CFRPパーツにより標準M2比で30kg減。
EVと並んでも、ガソリンエンジンの鼓動が心を震わせる存在です。

MINI Paul Smith Editionの遊び心

英国ブランドMINIとポール・スミスの再共演。
限定色「ノッティンガム・グリーン」やストライプなど、伝統にモダンを融合。
BMWグループ全体が“多様性と文化の共存”を表現した瞬間でもあります。


ノイエクラッセが描く未来戦略

全BMWがノイエクラッセ思想へ

駆動方式を問わず、今後登場するBMWすべてがノイエクラッセ技術の恩恵を受けます。
電動化だけでなく、ソフトウェア更新による成長性をも内包する新時代へ。

日本導入は2026年夏以降

BMW Group Japanの発表によれば、iX3の日本向け生産は2026年3月開始予定。
国内発売は2026年夏以降が有力です。
BMWZoneでは今後、仕様確定や価格情報を随時追っていきます。


まとめ

  • BMW iX3がジャパンモビリティショー2025でアジア初公開
  • ビジョンモデルを“ほぼそのまま”量産化したノイエクラッセ第一弾
  • Gen6 eDrive+400kW急速充電+双方向充電対応
  • BMWパノラミックiDriveと新OS XでUX刷新
  • 日本導入は2026年夏以降/生産は2026年3月開始

結論:ビジョンを現実に——BMWが見せた“約束の答え”

今回のBMW iX3は、単なる新型EVではありません。
それは、BMWがビジョンで見せた未来像を現実のプロダクトとして結実させた最初の一歩

光るキドニーの輝きには、かつてのE30の影と未来のNeue Klasseの輪郭が重なります。
「過去を継承しながら、未来を照らす」——この矛盾を成立させたデザイン哲学こそBMWの真骨頂。

そして、ノイエクラッセとは“新しい時代”の名前ではなく、
「変わらない歓びを守るために、変わり続ける覚悟」の宣言なのかもしれません。
iX3は、その覚悟を最初に具現化したBMWの“約束のクルマ”です。


出典/引用: BMW Group Japan プレスリリース(2025年10月29日)
画像引用元: BMW Group Japan

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